あまりに雄大すぎると人は無感動になってしまうのだろうか? まっ昼間の太陽がすべてを平板に見せていたせいかもしれない。 初めて目にした大渓谷にさほど感動はしなかった。 いつか見た写真を現地で確認する、砂をかむような作業が続いた。 しかし自然はそれほど底の浅いものではなかった。 照りつける太陽にじっと息をひそめていた大渓谷は朝な夕なに、 解き放たれたように豊かな表情を魅せてくれた。