まるで地獄の宮殿だ。天井から垂れ下がる鍾乳洞石群はシャンデリアの様でもあり、 我が身に降りかかる無数の槍にも見えてくる。潅木ばかりの砂漠地帯の地下に、 こんな鍾乳洞が無数にあるとはまったく想像もつかなかった。 3時間あまりの地下探索を終えて地上に上がるとあっけらかんとした昼下がりで、 焼け付くような日差しが皮膚にじわじわとしみ込んで行くのが心地良かった。